あさか

紙の月のあさかのレビュー・感想・評価

紙の月(2014年製作の映画)
3.4
ただ利己的に誘惑に負けるのではなく、一見利他的な動機で誘惑に負けて横領に手を染めていくのが、怖かったけど面白かった。
でも、本当に無償の愛で「受けるより与える」行為に喜びを感じられる人は少ない。そう考えると、きっと彼女も「必要とされたい、感謝されたい」という与えられたい欲求から、犯罪に陥ったのかも。。
お金という紙切れに翻弄される人間の姿も、リアル且つ残酷でゾッとした。

「嘘、逃げ、違反を繰り返すと癖がついてしまう」と身に染みる、反面教師にすべき作品。。
あさか

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