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ニンフォマニアック Vol.1のEyesworthのレビュー・感想・評価

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)
4.9
【栗とリスの発見】

デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督が描く色情狂(ニンフォマニアック)の冒険遍歴その1

〈あらすじ〉
冬の凍てつく路上で行き倒れていた女性ジョーを自宅アパートで介抱する年配紳士セリグマン。心配する彼に、ジョーは驚くべき生い立ちを赤裸々に語り出す。幼い頃から性に強い関心を持っていた彼女は、15歳の時に青年ジェロームを相手に初体験を済ませると、あとは欲望のままに男たちとの行きずりのセックスを重ねていく。そんな中、最初の相手ジェロームと思いがけない再会を果たすジョーだったが...。

〈所感〉
君の彼女ってニンフォマニアックだよね!!
って言われたらなんとなく褒められた気がするが、すんごい貶されているので注意です。
いやーやっぱラース・フォン・トリアー好きだわ。ドックヴィル以来だが、よくこんなん作るよなと感心してしまう。あまりにも早熟で風呂場のカエルごっこでアソコを刺激したり、列車で男とヤリまくって友達と数を競ったり、どう考えてもジョーはめちゃくちゃなヤバい人種なのだが、なぜか彼女に共感し同情してしまうのは優れた作品故だろう。最初のセリグマンが教授する釣りの章がなんとも面白い。中3回ア🙆🏻‍♀️ル🙆🏻‍♀️ァック5回の屈辱も観点がすごい。ほんと特殊性癖超えて人格破綻者じゃないかと思うのに彼女がどんどん身近に思えてならない。vol.2もすぐに見てみたい。
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