映像の魔術師・ソレンティーノの作品の中でも、よりマジック度の高いガーエーでした。そして相変わらず美しいだけの映画ではなく、かなり深淵な作品だと感じました。
ローマに居を構える、65歳の作家ジ…
公開時劇場で。再見。パオロソレンティーノ作品。フェリーニとヴィスコンティを生んだイタリア映画だなと感じる。最後の数十分を観るために時折繰り返し観ている。
はじめ観た理由をふと思い出す。当時「ラスト…
このレビューはネタバレを含みます
今まで観た中で最も美しい映画✨✨
タイトルに違わず、ローマの歴史的建造物や風景も、ライティングも、カメラワークも、音楽も美しく、とにかく映像美に圧倒される。
全編ローマの観光PRムービーか、ミュ…
初めて映画館で見た時から鮮烈な印象を今も残しているイタリア映画です。若い頃に執筆した本で富を得た主人公ジェップは、それから一度も本を書くことなくローマでの生活を謳歌してるようにみえたのだが……。神聖…
>>続きを読む【とどのつまりはトリック】
映画は総合芸術だ...なんて言う人は、昔はそれなりにいて、なかなかうっとおしいなと思っていたが、今、映画のレビューを読むと、映画は娯楽だとか、伏線回収だとか単純化された…
65歳を迎えてもなおセレブコミュニティに入り浸っているジェップが過去の恋人エリーザの死を知り若き日を振り返っていく映画
甘い生活や8 1/2をはじめとしたフェリーニ作品にかなりオマージュしているのを…
人は何かを成し遂げるために生きているのではない。その時何を感じるかを大切にすることなのだ。この主題でこんなにヘンテコな物語を構築する偉業を讃えたい。物語に因果はない。ただ事実が存在する。それをどう受…
>>続きを読む 普遍的な初恋懐古なのにもう圧倒的な映像と音楽の美しさで昇華し尽くされた世界にぐいぐい引き込まれる。主流に流れ込む幾つもの支流のエピソードも映画らしい演出で一瞬たりとも目が離せない。
ジェップのシ…
ひとりの老作家の眼をとおした、享楽の街であり聖なる都であるローマ。
あるいは、ローマといういやおうなく歴史と記憶のうえに存在する場所のなかでえがかれる人間の姿。
聖なるものと俗なるものがこれでも…
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