こもり

グレート・ビューティー/追憶のローマのこもりのレビュー・感想・評価

2.5
俗物の王を自称する遊び人小説家ジェップ・ガンバルデッラ(65)(トニ・セルヴィッロ)を主人公にしたはちゃめちゃ観念的なドラマinローマ
生気が枯れきって創作活動も出来ないし酒女薬も楽しめなくなったらしい俗なおじさん(65)と 悠久の時を超え美しくあり続けるローマの街の全て(ローマの過去現在未来に存在する聖なるものたち,聖女さまとか彫刻とか遺構とか現代美術とか)を相対化し、人の関わりの空虚さ醜さを必要に描くことで逆説的に低俗に生きること(=死ぬこと)を肯定してる感じ?もう一回観たら多分違うことを思うだろうけどとりあえず今の感想としては厭世的で空虚で全てを拒絶するかのような不寛容な空気が好きになれなかった。人間に対する嫌悪感情が散々示された後に180°向きを変え だからこそ人生は素晴らしいのだ🐹‼️と主張されてましても。それに、はい その通りですねと賛同できるのは元々同じ考えだった人だけでは?
いいとこ
聖俗入り混じるローマの街(建物街並み文化気候人間の営みが千年単位で積み重なった街の美しさ!)、衣装とかご飯とか色彩とか
映像美 🍸🍾🍷🍺 🐻🚤🦒🦩 ホテルハスラー うさぎのリグリア風 チコラパイ廃人 ロレーナ ラテンなラコリータ ちびっこ編集長 未亡人富豪 挙動不審のアンドレア 50間近のストリップ嬢ラモーナ 鍵のかかった日記 葬儀とは舞台 天井(海) 日本人観光客(俗)