近年見た映画の中で、ものすごいパワーに圧倒されて、うぎゃーあたし今日すげーもの見たよ、見た！と近所に言ってまわりたくなった作品が、クリストッツァの『アンダーグラウンド』、チャウ・シンチーの『西遊記』そしてこの『グレートビューティー』でありました。
どれも、どんなストーリーなの？と聞かれるとうまく答えられない作品というのも共通しています。
「ローマのインスタ映え映画」というレビューを拝見したことがありましたけど、本当にそんな感じで、どのシーンもどの画もものすごい美しくて、もう一生、永遠にこの世界にいたいと思いました。
主演のトニ・セルヴィッロのジジイの色気がものすごくて、でも違うソレンティーノ作品では地味で猫背の悪徳政治家を演じたりしていて、そのへんもなんかすごすぎてよくわけがわからんな、と思います。
