ろまらん

グレート・ビューティー/追憶のローマのろまらんのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりすごいなこの監督さん。何だかすごい撮り方の決まりすぎみたいな画がパッパカつながる始まり、もっとゆっくり見たいな、映像詩みたいなのかなと思ってたらちゃんとお話が始まって、お洒落なイタリア男、これぞイケオジの迷える作家先生とパーティーで踊りまくり、ローマをさまよえる。草の根っこ食べてた聖女にまで会える。
変なモダンアートの夕べから、鍵開けてもらって見た彫像や公爵邸内の本物の重みと厚み、ローマ恐るべし。何千年も培って来たものがそのまま残ってる都、そこに住んでる人たちだけが表せるものがあるなあと思った。まさにフェリーニの後継者やん。
ジェップに人間としてのあたたかさがあるのもいい。お葬式で参列者は泣いちゃだめとか言ってたくせに棺持って泣いてたよ。
短かめで凝った美しいショットが続いて飽きない。修道院の中庭でシスターと子どもたちが走るシーン好き過ぎる。
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