美的価値とはなにかという思弁的なテーマやセリフまわしを、ローマの街並みの美しさや退廃的なパーティでうまいこと中和している。
ギリシャ・ローマ的な美、猥雑なクラブ、ラテンのリズム、性欲丸出しのイン…
フェリーニの甘い生活を思わせるような散文的構成で、一見冗長のように見えるが、隅々までセリフも絵も深いこだわりが感じられる。ひとつひとつのエピソードが根幹を同じうして、根源的な性、老いを問う、大人の映…
>>続きを読む2014.10.10 品川プリンスシネマ
昨年度のアカデミー賞外国語映画賞受賞作。
散文的な物語が運んでくるものは一体何だろうか。フェリーニの『甘い生活』を見ているような浮遊し続ける映画の雰囲気…
2014/11/28 二回目鑑賞
今回は二回目という事もあって、かなりリラックスして観れたかなと。やっぱりこの映画の画は美しい。惚れ惚れしてしまう。美術館で絵画を観ながら詩の朗読を聴いてるようなそん…
ごめんなさい。寝落ちしましたw はじめのうちは「おーカメラが動く動く。楽し〜。」とかはしゃいでいたのですが、外が寒かったせいかブランケット借りて観てるうちにポカポカ気持ち良くなっていつの間にか…。主…
>>続きを読む難解。
不親切な映画は好きな方だけど、自分には難しすぎた。
空虚を感じる主人公に自分を重ね合わせ、振り返るが,,,
この映画を評価できる人は、教養ある人。
あと何十回観ても無理だろうなぁ。悔しいな…
イタリアの景色はどこを撮っても絵になる。本作を見て率直にそう思う。しかし、そこにいる人間の汚さを見た。美しさと醜さは両立しないと思っていたが、どちらもあるからこそ世界は回っているのだと思った。美しい…
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