ヒーローの裏側を描いた作品。
顔が出ないスーツアクターの夢や熱い思い、裏方の仕事に対する愛や誇りが詰まっていたと思う。
本当に熱くて、観ているとこちらも胸を焦がし、目頭も熱くなってしまった。
いつか顔を出してアクション俳優になりたいと思うスーツアクターの光と陰。何年もやってきたのに、新人にさらりと追い越されてしまう焦り。
いつか光が当たるのか？いつまで夢を追いかけていられるのか？
大人になってしまったからこそ、色々と見えてきてしまうことや、分かってきてしまう自分の力量。
決めるのは自分だが、たとえ顔が出なくても裏方でも、自分の仕事に誇りを持つことの大切さを描いていると思った。
これからは、戦隊、ライダー、時代劇、アクション系のものを見る時にいままでと少し見方が変わりそうだ。
唐沢寿明は、なかなかの歳だと思うが、かなりいい動きをしていた。
福士蒼汰は、もう少しかな。でも、かなりのびしろがあるんじゃないかな。
スーツアクターに関係する人達が多く出てたので、感慨深いものがあったんじゃないだろうか。
ただ子供が観たら、夢が壊れちゃうかもな！
