冒頭の説明口調から不安を感じたのは気のせいじゃなかった。終盤のレースに向かうまでのストーリーが取って付けたような逆襲劇なのと、レース運びには興醒めした。こんなもんはレースじゃない。ぶつけたもん勝ちじゃんか。公道での違法レースとは言え、
勝ち方が美しくない。作品を引っ張る登場人物たちもイマイチ役が定まってないというか…魅力がない。
極限の世界独特の真っ直ぐさや際どさは全くない。恨みを晴らすための手段がたまたま高級車でのレースだったというだけ。音もなんだかなぁ…作り物クサかったしなぁ…モータースポーツ好きにはお薦めしません。高級車が動くところをなんとなく見たいくらいならいい、のか?