OASIS

ニード・フォー・スピードのOASISのレビュー・感想・評価

ニード・フォー・スピード(2014年製作の映画)
2.4
非合法のストリートレースに明け暮れる整備士が、ライバルに親友を殺され復讐の為に全米一のレースに挑むという話。
エレクトロニック・アーツの同名ゲームの映画化。

主演が「ブレイキング・バッド」のアーロン・ポールだという事で観た。
ゲームは一昨目しかプレイした事が無い程度。
ストリートレースに警察からの逃走劇が加わって主人公達は常に逃げ続けなければいけないわけですが、肝心のレースに参加するよりも公道でのカーチェイスがメインで本当に目的に近づいているのか?という思いが度々よぎる。
ライバルの存在もちらつくが、会場に着くまでお預け状態なので特に何か妨害をしてくる事も無く。
主人公に懸賞金を賭けて賞金目当ての奴らを差し向けるも、超絶テクで躱されてしまうし。
最終決戦となるレースにしても、他のライバル3人の扱いが雑過ぎないだろうか。
実質二人だけの勝負になっているし、そこはとりあえずレースを終わらせて同じ状況、同じコースでリベンジという風に何故しない?
ボコボコに出来ればそれでいいのか?

途中に加わるヒロインとの逃避行も冗長に感じる原因だし、スーパーカーならではの機能を生かしたアクションもさほどなく全て主人公の凄技で乗り切っているような気がしました。
ピンチになると現れる相棒の万能さも反則レベルで、潜入能力の高さに驚くばかり。

かろうじてヒロインのイモージェン・プーツ(水沢アリーを20倍程可愛くした感じ)が常に隣に居て癒してくれたので良かったです。
ただ「面白れ〜!」とテンションが上がる瞬間は皆無でした。
「ワイルド・スピード」感は拭い切れないし、カーアクション映画にしては130分超えはダラダラし過ぎですが、高級カーが満載なのでその手の人達は楽しめるのではないかと思います。
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