近年の濱口作品にも多分に見られる要素がこの時からチラつかされている。カメラを通して、人の魅力は言葉の壁を簡単に乗り越える。しかし、同時に言葉の壁は高くもあり、その壁が今作では物語をドライブする。言葉…
>>続きを読む濱口竜介ってそんな昔からこんなことやってたの!?!?って驚きと感動が芽生えた。
彼のキャリアのこの作品ののち震災を経て「親密さ」を撮るのもめっちゃわかるし、「寝ても覚めても」で牛腸茂雄を引用するの…
ひたすらスクリーンに引き込まれる121分だった。
濱口監督、人間同士の愛情とか友情とかその他ぐちゃぐちゃした感情を描くのがうますぎる。言葉が通じない中でのコミュニケーションと感情の揺れ動きがよい。龍…
めちゃくちゃ面白い。「あいつはお前の人生を壊す」と写真家仲間が主人公に言うように、石田法嗣がマジでファムファタルしてる。ラングのクラッシュバイナイトを、はまりゅーがリメイクしたらどうなるのだろう、な…
>>続きを読む私がこれまでに見た濱口作品のすべてに似ているのにも関わらず、「こんなのも撮るんだ」と少し驚いた。花嫁を追い初めてリュウをカメラに収めたシーンの明晰さたるや。「風船」「カメラ」「タクシー」という取り扱…
>>続きを読む監督作品は女の世界を描くことが多いのかなと勝手に思っていたけれどこの作品はまた描き方(覗き方)が違って新鮮でした。
でも、ラストシーンは親密さに近しい終わり方で、濱口竜介味がでておられました(好き、…
視線と撮ることの暴力の話だった。
窓を思わせるカットの多用。人物が中心に写るカットは、その無防備な視線でみられている錯覚を催しこちらをとても不安にさせる。
この不安はかなりエロティックなものなのだが…