佐方和仁

THE DEPTHSの佐方和仁のネタバレレビュー・内容・結末

THE DEPTHS(2010年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

また感想というかメモというか。

イメージ、勉強不足で言葉が見つからん、ベンヤミンコレクション、大学時代千葉雅也が濱口竜介の部屋に行ったらベンヤミンコレクションがあったらしい、写真、イメージのことを取り扱ってる作品だと思った。

最初のホテルの死体の唇に触れそうで触れなかった、そして、画面から死体が外れて触れてる、画面から外れて見えない死体のイマジネーション。

エレベーターの中、浮いてる風船を映す、それからそれを握ってる子供を映す、画面から外れて見えないところのイマジネーション。

順番バラバラです。思いついたまま書いてます。

男娼の事務所のマジックミラー、マジックミラー越しにじっと見るボス、鏡を見つめる男娼(名前覚えてない)、鏡を見つめるその視線をさらにマジックミラー越しに裏から見るヤクザ組織のボス、この視点の交錯、これなんだ?それを、マジックミラーを、ぶち破ってしまう。

レズ、ゲイ、俺は男じゃない、ゲイじゃない、?なんだろう、あのポーズはメイプルソープかな?

雷がなって停電、真っ暗の画面。

言葉が通じない韓国語日本語英語、の中で見つめること、互いの言語の距離を探って重心探ること、韓国語日本語英語を混ぜたのはどこの言語にも言語によるイメージにもよらない不安定な関係の中で、視点を、重心を探りたかったのかもしれない。

ラストの方の並走するタクシーの窓越しの見つめ合い。隔たりと距離。牛腸茂雄の写真の距離感をまた思い出す。写真家も何か掴んで写真に収めようとするが失敗する。

電車、モノレールの中で嘘の笑顔、笑顔の後真顔に変わっていく、イメージ、写真は信用ならないなと木村が車の中で言っていた、イメージ、でも写真の中の、嘘だとわかっていても、写真の中のイメージの方が強度があったりする。


ハッピーアワー でもバンドみたいなイメージの写真撮ってた。

バーカウンターでカルーアミルクをかけて喧嘩になるかと思ったら次のシーンではベットの上で朝になってる、

あーダメだ、色々ぼんやりなんだろうこれと思うが勉強不足でわからん、ユリイカの特集でも読むか、ベンヤミンも、ベンヤミン、歴史の天使、


お前は俺と同じだ、と、殴られた後言ってた、口を血で汚して
佐方和仁

佐方和仁