人からの好意を淡々と受け入れたり、たまに弄んだりするけど自分の感情はどこかに置いてきたような若者を石田法嗣が好演している。というか殆ど素なのかもしれない。
なるようにしかならない、と救いの無いような…
このレビューはネタバレを含みます
また感想というかメモというか。
イメージ、勉強不足で言葉が見つからん、ベンヤミンコレクション、大学時代千葉雅也が濱口竜介の部屋に行ったらベンヤミンコレクションがあったらしい、写真、イメージのことを…
キネカ大森にて濱口竜介監督特集。
『THE DEPTH』はいきなり韓国語、日本語、英語が飛び交うトリリンガル映画である。DEPTHとは、ついに飛び立てなかった男娼のそれであり(もちろんdiscomm…
おもしろい。ストーリーの濱口竜介ぽくなさが強烈にある(脚本が別の人だからというのもある)んだけど、写真というフレームのモチーフとか、細部では確実に今の濱口竜介と連続性が見られる。
石田法嗣という身…
濱口さんの映画は繊細にみえてとても暴力的なことやってる。それは緩急とかじゃなくて画面に不穏な空気がずっと漂ってる、誰もが言ってはいけない一手を打ってしまいそうやし、誰もが拳を振りかざしそうな雰囲気を…
>>続きを読む濱口映画の武器である「対話」が言語の壁を前にしてあっけなく崩れてしまっている!「聞く」が機能しないとこんなにもどかしいのか。
対話しないことによるすれ違いではなく、本作は対話の不成立によるすれ違い。…
濱口竜介こんなんも撮るんや…と終始なる 『寝ても覚めても』みて、職業作家としての濱口竜介の手法・手腕を初めて知ったように感じたけど、もうずっと前から彼は職業作家だったのか そうかってかんじ
日韓共…
断絶断絶また断絶。人間は分かりあえない。一貫したテーマを描き続ける。ラストは『親密さ』を連想。『寝ても覚めても』のラストにも通じる。向き合わず前を向くふたり。道は交わらない。あと『寝ても覚めても』の…
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