エアール

秘められた遊戯のエアールのレビュー・感想・評価

秘められた遊戯(2007年製作の映画)
3.6
歌手としても活躍するウィラ・フォードの魅力が堪能できる一本、と!!


広告代理店の重役である美女 クレアと
医学博士である歳上の夫 ジョナサンとの結婚生活は幸せに満ちていた。
がしかし
子作りに励むもなかなか思うようにはならず、
さらにここ最近は夜の方もご無沙汰となっていて
かつての燃え滾る情熱はどこへいってしまったのか、
刺激が足らず満足しきれないクレア
夫との関係もどことなくギクシャク気味、と。


状況を変えるため
ジョナサンの性欲をかき立てようと
あれこれ工夫をしては反応を伺うクレア。
場面設定を行い夫に色仕掛け、夫はその誘惑に乗っかるゲームを仕掛けたのだが、
ここぞという時に
彼女が欲している反応はやはり返ってこない。
気休めのつもりなのか
きっといつの日か
君の出張先のホテルに突然現れて
刺激的な夜を過ごす日が
やって来るかもよ、とジョナサン!!


後日
出張のためサンフランシスコへ向かったクレア。
夜滞在するホテルのバーに現れたのは
普段と感じが違うジョナサンであった。
大胆で、人目を気にせず、性的興奮に逆らわず欲を満たそうと迫るジョナサン、
いつもとは違う夫の一面に
クレアも興奮し、刺激的な展開に身を任せるのであった。


早朝
クレアの携帯が鳴る。
着信音から相手はジョナサンのようだ。
がそこでクレアはゾッとする。
まだ彼はベッドの上で寝ているではないか!!!

設定と役にすっかり成りきっている夫だと思っていた男が…
自分が楽しんでいたゲームのお相手が…
まるで夫の生き写し、瓜二つの顔をもつ全くの別人であると知ってしまい
愕然とするクレア。


男の名はサイモン・フィリップス。
自分との関係を終わりにして欲しいと
一方的にクレアから別れを告げられるも
彼のゲームはまだ始まったばかり。
このまま終わらせるなんて
冗談じゃない、と。。

クレアにのめり込み
彼女のことが頭から離れなくなったサイモンは
次第に彼女の結婚生活、さらにはジョナサンとの接触、そして彼の命をも脅かす真似を…


思っていたよりも楽しめちゃった作品です、笑
片や妻を大事に想う夫、
もう一方は相手の体を求め執拗に迫る、危険臭振りまく行きずりの男と
キャラがまったく異なる二役をひとりで演じてるアンガス・マクファーデン!!
クレアを演じたウィラ・フォードの存在感には負けますけども
こちらもなかなかなもんでした。

にしても
顔がまったく同じ人物がいたとして
自分の知ってる人とは別人であると気付かないもんかね〜
ましてや今回はクローンではないので
物言いや仕草、クセとか体臭なんかも違うだろうに。

いくらゲームをしてるとはいえ
違和感ぐらい感じても
不思議じゃないと思いますけどね〜
エアール

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