第29回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ。
カルロス・サウラ監督作。
母を亡くした少女アナの心の機微を描いたドラマ。
時間軸が過去・現在・未来と交錯し、さらにアナが目撃する世界も現実と幻想に分…
こんなの素晴らしい以外のなにものでもない
これだよこれ。
「無防備な子供」であるからこその思想と行為が本作のテーマであると思うが、そのテーマで考えると邦画の「害虫」がかなり類似している作品なので…
アナ・トレントの瞳に吸い込まれそうな作品。
ずっしりとした重い映画だ。
途中幼少期の自分と重なり観るのが辛くなったけど、なんとか最後まで観ることができた。
"ママ"と夜中に泣き叫ぶシーンは流石に苦…
パウリナがアナに対して「愛情を拒絶…」のことを話しているところとピアニストの母親マリアに対しての夫の態度。アナと軍人の父親の二人は拒絶しているという意味で一致してて怖い。
また子供時代が必ず幸福で…
少女がひたすら観る映画
カラスの飼育
原題:カラスを育てる
→カラスを育てると目を抉られる
→飼い犬に手を噛まれる
というスペインの格言だそう。
少女から観た大人の世界。
そして大人になった少女…
1975年🇪🇸 アナという主人公を軸に、子供の視点で見た生と死、母親への愛と喪失、大人の複雑な人間模様をドラマにした作品。
どの子供も抱く母親への愛情とは裏腹に、子供ならではの残酷さも巧みに描き出さ…
アナちゃん、この歳にして少女と女性が合体したような人間像を演じられるのすごい。なんちゅう世界観なんだ。
叔母とかおばあちゃんのこと殺しちゃおうとするところ、狂気じみてるはずなのに淡々としてるの不思…
カルロス・サウラ監督の、多感な少女アナの視点で描かれた独特の魅力を放つ作品。
子供の持つ“無邪気な残酷さ”をアナ・トレントが見事に演じています。鑑賞者の皆が彼女の"瞳"に魅了される事必至。特に後半…
ずっと見たかったカラスの飼育。
ようやく!
現実と幻想が交錯していく中で、語り手も交錯していた本人という点では、物語を理解していくのは中々に難しかったです。
恐らく理解できていません。
ただ、この映…
"信頼できない語り手"ものってなんでこんな面白いんだろうね、小説にしろ映画にしろ。その語り手は例えば精神疾患であったり、都合の悪いことを隠す狡い人間であったりさまざまだけど、本作の語り手は"子ども"…
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