ミツバチのささやきと同等かそれ以上のアナ・トレントの存在感、彼女を含めた子供たちの所作、時たま垣間見えるベルイマン的不穏さ、これらの要素から決して悪くない映画だと同意はできる。
でもこの数年後から…
アナ・トレントの顔の整い方が尋常ではない。死んだ両親、残された3姉妹。喧嘩する夫婦のおままごとのリアルさが、彼女らが置かれた状況を余すところなく把握していることを示す。いつ死んでもおかしくないような…
>>続きを読むアナ・トレントのまっすぐで、どこか達観したような目に震える。強権的なフランコ体制下にあったスペインにおいて可能な婉曲的体制批判。時間を行き来する構成そのものが、自由への渇望であり希望。シンボリックで…
>>続きを読む(暗くて見えづらいシーンが多々あるので光の加減にご注意)
まず、観終わって思ったのがこのカラスの飼育っていうタイトルの意味。べつにカラスは出てこないし主人公のアナが誰かに飼育されてるような感じでもな…
悲しみと子供の無邪気さが合わさると、残酷さが生まれる。それでも、「かわいそうに、かわいそうに」と「死んだ」者を撫でる彼女に苦しくなった。寝付けずにいるとき、母親が廊下の先を歩いているのを繰り返し空想…
>>続きを読む「死んじゃえ。死んでほしい」
設定的には既視感があるにも関わらず、やや外した語り口と精錬された表現に惹き込まれる。
『ミツバチのささやき』のアナも可愛いけど、凛々しくなって残虐性も増しているアナも魅…
スペインなのにベルイマンっぽい神経質さが漂う、幽霊映画。
「ミツバチのささやき」にも出てたアナ・トレントが、2年経っても流石に超絶美少女。
ベストシーンは水が張ってないプールの周りを、長女が自転…
大人に引き裂かれた子供の残虐な一面を描いた作品。
子供の残虐性を描いている作品と言えば(個人的に凄く嫌いな)「告白」(中島哲也監督)が思い浮かんだけど、雲泥の差の素晴らしさだった。
とりあえず、…