あも

カラスの飼育のあものレビュー・感想・評価

カラスの飼育(1975年製作の映画)
3.0
「カラスを飼育すると、目を突かれて死ぬ」
飼い犬に噛まれる、それが子供にも言えますよ、そういう映画。
愛らしい三姉妹が主役なのだが、その可愛らしいお顔から衝撃的な言葉を発する。
「死んだら良いのに。死んで欲しい。」
純粋無垢ゆえに、周りの大人が分からない、理不尽に見える、汚れてみえる、もう死んでもらおうかな。自分が何をやっているのかよくわからないまま、そういう感情が自然と湧いてしまう。それが良い事だとか悪い事だとか、そういうんじゃなく、ただ自然にもってしまう感情。

決してサイコ的な映画ではなく、子供が持つ大人への反感をじっとりと描き出した作品。
あも

あも