少女がひたすら観る映画
カラスの飼育
原題:カラスを育てる
→カラスを育てると目を抉られる
→飼い犬に手を噛まれる
というスペインの格言だそう。
少女から観た大人の世界。
そして大人になった少女による解説。
過去と現在と未来が入り乱れる展開は、少女の不安定な心そのもの。
うむ、これは凄い映画☆
horahukiさんオススメ有難うございます!!
9歳の少女アナ。
大好きだった母が死に、女にだらしない父も死んだ。
残るは姉と妹と祖母と乳母、そしてモルモットのロニ。
そこへ叔母パウリナがやって来て、後見人になると言う。
高圧的な彼女に馴染めないアナは、母親の幻影を見ながら"ある計画"を進めるのだが……
Porque te vas
『シャイニング』の母親的顔面迫力の母親が怖いw
しかし何より真っ直ぐなアナの瞳が怖かった。
大人からしたら何考えてるのか分からないよね。
でも必死に観てるし考えてる。
そして怖がっている。
9歳の少女が観る世界はとてつもなく恐ろしい。
なので、観ているこちらも怖いと感じたのかな。
当時、ファシズム体制が終わろうとしていたスペインの社会もあれこれ暗示されているそう。
歴史をあまり知らず解説を読んだだけだけれどw
それを踏まえて観たら、また色々と感じられそうです!