このレビューはネタバレを含みます
『子どもの頃が一番幸せだとは思えません
わたしは違いました
子ども時代は天国だとは思わないし
子どもは無邪気だとも思いません
わたしの子ども時代はー
終わりの見えない悲しいものでした
未知のものに対する恐怖に満ちていました
忘れられないんです
記憶にこれほどの力があるなんて…
驚きです』
親になってしまってから観てよかった気がする
両親の不穏な不仲、
(特に悪い人ではないけど)
自由を剥奪するかに見える叔母、
ちいさなことなんだけど、
でも大きなことなんだよね…
当事者となってしまったからには実感しにくい、
「お母さんって、そんな良いものか??」
というのが、なんとなく子どもの視点からこう描かれると、責任あるなぁ…という気持ちになりました。
いやお母さん、生きてて元気だったらこの叔母さん以上に怖いかもしらんで(私はそうよ)と思いましたね…
そして『ミツバチのささやき』から少し大きくなったアナ・トレント、変わらず目で語る。お顔を見ているだけで満足の映画でした…
ファッションもいいです。
余談やけど西洋の子どもってこういう体型なんよな…フランスの型紙で子どもに服作ってやると、圧倒的に肩幅足りないんよ。うん。よくわかった。