紅茶

カラスの飼育の紅茶のネタバレレビュー・内容・結末

カラスの飼育(1975年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

『子どもの頃が一番幸せだとは思えません

わたしは違いました

子ども時代は天国だとは思わないし

子どもは無邪気だとも思いません

わたしの子ども時代はー

終わりの見えない悲しいものでした

未知のものに対する恐怖に満ちていました

忘れられないんです

記憶にこれほどの力があるなんて…

驚きです』

親になってしまってから観てよかった気がする
両親の不穏な不仲、
(特に悪い人ではないけど)
自由を剥奪するかに見える叔母、

ちいさなことなんだけど、
でも大きなことなんだよね…

当事者となってしまったからには実感しにくい、
「お母さんって、そんな良いものか??」
というのが、なんとなく子どもの視点からこう描かれると、責任あるなぁ…という気持ちになりました。
いやお母さん、生きてて元気だったらこの叔母さん以上に怖いかもしらんで(私はそうよ)と思いましたね…

そして『ミツバチのささやき』から少し大きくなったアナ・トレント、変わらず目で語る。お顔を見ているだけで満足の映画でした…
ファッションもいいです。
余談やけど西洋の子どもってこういう体型なんよな…フランスの型紙で子どもに服作ってやると、圧倒的に肩幅足りないんよ。うん。よくわかった。
紅茶

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