尊敬する方のレビュー拝見し、過去鑑賞を思い出した。あれは遡ること15年以上前、BS放送で観たのだったか…
当時ワタシは他県の山村に暮らしていた。
隣接する林際の大木は、カラスの大群が夜になると帰るマンションと化していたっけ。
よく娘がカラスと話していたっけ。
本作、たしかに骨太。
言うなれば"カラスの濡れ羽の様な色の作品"だった記憶。乱暴に言ってしまえば、気が暗くなり堪らなくなった様な…
超名作"ミツバチのささやき"では、アナに心酔し、何度となく観返したのだが。勿論、購入した盤は棚に眠っている。
(当時は)そのアナ流れで、本作にも勝手に、何か違うリリカルさやポエジーな味付けを期待した気がする。
アナの瞳とおでこの可愛さは変わらなかったけれど。
余談だが、おでこがあんなに可愛いのは、亡き八千草薫と"ロスト・チルドレン"のジュディット・ヴィッテが直ぐに思い出される。
本作を今観返したらどう感じるだろうか…
勿論おでこについてではなく。
でも自分の内側には、何処までも続くかの古い線路に佇む少女が今この時も居る。
ワタシはフランケン。
それでいいとも、思う。
