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フライト・ゲームのHULのレビュー・感想・評価

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)
3.8
映画が始まってすぐに主舞台で事件が始まり、テンポがいい。
本来、堅い回線で連絡が取れない、乗客に扮している航空保安官なるものがいるという事自体がなかなか面白かった。
主人公目線でストーリーを追っている分には、自分がテロリストと疑われ、救おうとしている乗客らの反感も買ってしまい、通信するだけの上司にさえ信用されないなかで孤軍奮闘するのでなかなか引き込まれる。
が、相棒が金で転んだだけの犯罪者だったり、その弱みに付け込んでいる犯人がどうやってその情報を知りえたのだろうか、など説明不足の感もある。
また、犯人の目的が911でも高まらない危機意識の啓蒙だったりして命を賭しているわけだがいまいち、行動が伴っておらず説得力に欠ける。
それでも孤立していた主人公が最終的には報われてヒーローとして世間に認知されて気持ちよく、後味のいい映画ではあったかな。
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