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フライト・ゲームのバロウズのレビュー・感想・評価

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)
3.3
ジャウム・コレット=セラ監督×リーアムニーソン主演。この2人ほんと仲良いですね。
この監督の映画は「蝋人形の館」からほとんど見てますが、『安定して70点前後の映画を撮ってくれる』という妙な安心感というか、勝手なイメージを持っていました。
更に主演リーアムニーソンとなれば「アンノウン」「ランオールナイト」などを見れば、今回も大体こんな感じ何だろうな、というのが見る前から分かってしまう。
今作も期待を上回ることもなければ下回ることもない感じで、適度にハラハラドキドキはさせてくれるしリーアムのアクションも堪能できる。
だけど肝心の謎解き部分があまりにもお粗末というか偶然に頼りすぎなところや辻褄が合わない部分が目立ち、「なんでお前がそれ知ってんの?」とか「いつの間にそんなモノ仕掛けたの?」とツッコミを入れたくなってしまう。
窓際にこだわるジュリアンムーアとか無駄にミスリードを散りばめてはいるけど謎解きにはほとんど絡んでこないし、終盤犯人の正体が明らかになるころにはもうどうでもいいというか、もうリーアムが飛行機内で暴れたりアクションしたりお得意の困り顔を見せてくれればそれでいいやという気分になってくる。

主人公が病んでいて飛行機内を好き勝手に調べ回ったり勝手に乗客を犯人扱いして暴れ回ったりとなんとなくジョディーフォスターの「フライトプラン」を彷彿とさせますが、あれよりはマシかな。
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