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ラグナロク オーディン神話伝説のtheocatsのレビュー・感想・評価

3.0
ネタバレ
怖くなく優しい北欧産クリーチャーホラー

事前知識なし。北欧サーガ物ということで視聴。
まず言語が分からず北欧のどこかとあたりをつけ、しばらくたってノルウェー映画と気づく。

未知の生物によるパニックホラーという設定だが驚くほど全然怖くない。笑

靴にまとわりつく粘膜や卵?化石の様な見つけ物からエイリアン的なものかと想像するが、卵から生まれたのは小さなヘビみたいな生き物で、子供の上げた菓子を食べるなどスプラッターにもならずなんか優しいのね。

そのお母さんの湖水生息巨大ヘビ(ミズガルズ大蛇の再現)も道を踏み外した人間は襲い殺したようだが、可愛い子ヘビを差し出したら顔に這わせ湖へ帰っていく場面にはホコッとしてしまう。

いわば強欲な人間だけが死に、慈悲心を持っていた人間たちは助かるという勧善懲悪劇とも言える。

そして生き残った子供たちや男女やもめ同士のラブロマンス、幸福な家族再構築の予感を匂わせてのハッピーエンド。

二つ星級の出来だが、子ヘビの可愛さと母大蛇の優しさに打たれ星三つ

002007
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