おにっく

ジョン・ウィックのおにっくのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
2.4
特に予備知識なく見た映画ですが、とりあえず見終わった感想を一言で表すならば「話が唐突」、雑すぎる。

そう思う理由は、主人公は何者かはわからず敵はその正体を知っていてその名前を聞くと恐れおののく。
それはストーリーが進むに連れだんだんわかっていくからいいとする。
しかし、その主人公がなぜ名前だけで畏敬の念を抱かれるほどの存在になったのかというバックボーンが全く描かれないまま進む。

とりあえず主人公はすごい実績の持ち主で無理難題ですらやり抜く男だ!ということはわかるんだが、どうしてその無理難題をやり遂げることができたのか。
それには確固たる信念を貫くための信念や理念があったはず。

それはヒロインのおかげのようだが、じゃあそのヒロインをなぜそこまで愛したのか、なにか理由があったのか、全然描かれない。

ただ愛するヒロインのために何故か主人公はすごい男になってました。
だからマフィアは名前を聞いただけで驚きます。

雑すぎる・・・

もう薄っぺらすぎて感情移入は不可能。
それは主人公の行動理念だけでなくマフィアの言動にもよく現れる。
字幕でなく吹き替えでみたけど、マフィアの親分が部下に対して「すみません」などと言ってしまうあたり、吹き替えも雑。

「悪いな」程度に何故しなかったのか。


ストーリー、アクション、吹き替え、色々ほつれが目立つ作品だった。