キアヌーゴキゲンの快作アクション。というネーミングがあっているのかといえば、いやいや、最近の作品から考えれば良作というだけで、そんなに素晴らしいものではない。まず、コンセプト自体が使い古されているのが気になる。強すぎる男、復讐の話があまりにも多くて正直、『またかよ！』的な感覚である。また、あらすじにもひねりがなく、展開が読めるのである。・・・こう書くと、ひどい作品？？とも感じるが、クソ映画ではない。それなりのアンダーグラウンド的なバックグラウンドをベースに、ガンタカにも似たアクション、撃たれても不死身という過去のヒーローとは違う人間味溢れた主人公に満足しないわけではない。また、ガジェット好きにはたまらない、超レアな銃のオンパレードは、アクション映画を際だ立たせる良質さを持ち合わせる。そう考えれば、キアヌ版『沈黙シリーズ』という括りもできる。続編決定ということで、人物像を掘り下げた内容になることに期待したい。共演は、ウィレム・デフォー、イアン・マクシェーン、ジョン・レグイザモ。続編決定！見ますか？はい見ます(笑)
