くまたによしみつ

パラノーマル・フェノミナンのくまたによしみつのレビュー・感想・評価

4.3
リアリティのある“嘘”を描く映画表現としてフェイクドキュメンタリーの教科書と言えるような作品ではないだろうか。確かに白石作品の中でも地味である。言い方を変えるならば、繊細な作品といえる。リアリティを優先した結果、説明は最小限なため、当時、凡人には、理解し難い部分もあったかもしれないが、コワすぎシリーズを全て観ている映画的教養の高い映画ファンであれば、しっかりと作り手側の崇高な魂を感じ取ることができるだろう。