真っ黒こげ太郎

トレジャー・トランスポーターの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

3.0
どんな機密書類等も命がけで運ぶ宅配業者、ワールドエクスプレス社。

宅配マンのダーヴィドは元カノのコリンナから依頼を受ける。
何でも娘が誘拐され、誘拐犯に身代金を渡して欲しいとのことだった。

だが、輸送中に相棒のフィリップが撃ち殺され、身代金が奪われてしまう!
何とか身代金を奪い返すものの、身代金の正体はコリンナが博物館から盗み出した”インカの石盤”だったのだ!
更にワールドエクスプレス社から石板を守り、誘拐事件の黒幕を突き止めるように命じられる。

ダーヴィドとコリンナは身代金の石版を持って犯人の元へと向かうのだった。



娘を救出するために奔走する運び屋を描いたドイツ産のアクション・アドベンチャー。

偶には冒険物でも観ようかなと思いレンタルした作品ですが、本筋は娘を攫われた父と母の奔走を描くのが主軸で、謎解きやアドベンチャー色は残り30分くらいでようやく出てきます。w

内容は少々ヒネっているとはいえ、ありきたりな話です。
主人公側の娘が誘拐されて、そこから秘宝の謎やらに巻き込まれていくというありがちな展開!

ただ、その割にはのんびりしたノリだったり、話の展開が少々強引だったりしました。
まぁ、あっちではTV用に作られた作品みたいなのでしょうがないんだろうけど。
(最後のオチを見るからに、TVシリーズ化する予定だったのかな?)

とは言え、終盤はちゃんと冒険物っぽくはなるし、テンポもそれなり。
アクションもそれなりには楽しめるし、クライマックスの展開やチェイスシーンもそれなりに盛り上がった。

まぁ、正直何時ものTV用映画だが、暇潰し位にはなるとは思う。
期待せずに平日の夜にでも観てくだせぇ。
尺も90分位なので、サッと観れます。