明かりを消すことで現れる
“得体の知れない何か”に狙われた
家族の運命を描くホラー。
母親と確執を持つ娘が
弟のSOSから“謎の何か”に
襲われることになる。
派手な演出はないが、
闇に潜む何かという恐怖の対象物を
作り上げることで
心理的な恐怖を誘う手法が良い。
母親の秘密は幼少期まで遡り、
その時の出会いが現在まで続いていくのだが、
明確な理由はわからない。
愛着なのか?
独占欲なのか?
それとも自身が生存するためなのか?
様々な考察ができるのではないかと思う。
元々ネット発表の短編映像を
長編化した作品ということもあり、
アイデアとしては良かったように感じる。