りゅう

パンク・シンドロームのりゅうのレビュー・感想・評価

パンク・シンドローム(2012年製作の映画)
3.0
障がい者の視点からの不満を歌詞に乗せてぶつける。
音楽性はオールドスクールなパンクロック。楽器の演奏レベルは、文化祭バントの高校生レベル。

根本敬なら、大喜びでこのバンドを取材して漫画にしそうである。

バンドは、同じ障がい者施設のメンバーなので、施設に対する不満を歌詞にするかしないかでモメる。
方向性の違いで揉めるバンドは数あるが、
施設への考え方で揉めるというのは、あまりに障がい者らしくて、出来すぎてるようにも感じる。
ドキュメンタリーだが、どのくらい真実が映し出されているのだろうか。
障がい者なので、ヤラセはできないだろうが。


歌詞
「少しばかりの権威と尊厳が欲しい」は
切実なのかもしれない。


失恋したドラマーに、悲しげな歌を歌わせるシーンなど、明らかに「狙ってる」と思う。
りゅう

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