モピ

デュエルのモピのレビュー・感想・評価

デュエル(1976年製作の映画)
3.7
フランス映画:ファンタジー=8:2くらい。
終盤までいわゆる「ファンタジー映画」を感じられるところはあんまりない。や、これはリアルな魔法映画なのかもしれない。こんなのが今生きてる世界で起こってても気づける自信がない。

こんなに静かなファンタジー映画があったのか……と、認識を壊してもらった感覚。音楽という音楽は画角内のバンドかピアニストが演奏しているものばかりで、ながーい無音(かすかに何か鳴ってたかもしれない定かでない)すら割とある。ディズニーで育ってきた身としては、魔法どーん!!!ここいらでBGMばーん!!!みたいなのが定石だとおもっていたのでとても新鮮でした。

あと鏡の表現がとても美しくてすきでした。
途中鏡を意識させる台詞が入るけど、本編にはほとんど関係がないような……?という印象だったので、描写を意識させたかったのかなあ、ともおもったり。


レニの所作、表情に終始うっとり。

途中飽きちゃったり(思ってた感じではなかったのでそれはそう)したので最初の評価低めだったけど、レビュー書いてるうちに「(やっぱりもうちょっと高いかも……)」とじわじわ上がってこのスコアになりました。
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