最初はセリーヌとジュリーと同じように、未知の関係性が存在していてそれを断片的な情報から紐解いていく話で、この映画ではそれが女王2人とホテルの子の3つの主観が切り替わっていくことで段々と明らかになって…
>>続きを読むジャック・リヴェット特集上映にて
「魔法の石をめぐる太陽の女王と月の女王のバトルファンタジー」という設定あらすじだけ読めばキャッチーだが、混線した人物関係に奇想天外な展開でかなり難解。
魔法的な力で…
誰が主人公だと言えばカメラが主人公だったと言いたくなるほどカメラに語らせられていた。映画と鏡の親和性については映画史上散々語られ尽くしてきて、今私がここで改めて言及する必要は微塵も無いものの、鏡が人…
>>続きを読む特集上映で初見、この監督ずいぶん振れ幅でかいなあと思った一本、いわゆる石をめぐる陽と陰の対立というセカイ系みたいだけど、終始現実世界の設定を崩さないまま話を動かしていたのはすごいと思ったし、最後まで…
>>続きを読む玉乗りから落ちてからの長回し。ジュリエット・ベルト、ビュル・オジエ等の女優等を軸に男性が配置される。鏡。電車。緑色のランプシェード。金銭の介在。終わり方がかっこいい。スジが見えるまでたいへん。冬が多…
>>続きを読むネルヴァルの原作は読んでいた。が、鑑賞中はピンと来なかった。がしかし、見終えて数時間経った頃に、そうだ、あれはやっぱり「火の娘だ」と思った。
ファッションの素晴らしさ、女性たちの美しさには、ただただ…
物語世界の基盤に、人間達が、しっかりと両足を突き立てて立っている、という感覚は希薄で、なんというか、たしかに物語世界の基盤に、沢山の人間達が、立っているのだが、彼らの立っている地面は、かなりフニャフ…
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