軽率

ショート・タームの軽率のレビュー・感想・評価

ショート・ターム(2013年製作の映画)
4.2
家庭に問題のある子どもの保護施設ショート・ターム12。ただでさえ難しい年頃の、傷ついた子どもたち。他の誰かにぶつけなければいけない怒りを、身近な大人にぶつけまくる。ただ彼らを抑えて落ち着かせる職員たち。その優しさと強さと言ったらない。
そして彼らをケアする大人だって傷ついている。自分の傷を押して歩み寄り、打ち解ける。解決しなければいけない自身の問題を見ないふりをして。
仕事に一生懸命な頼れる保護者でありながら、自分の心の一番柔らかい部分には誰も近寄らせない、ブリー・ラーソン演じるグレイスの強さと弱さがものすっごく良かった。人間には、バットを振り回さなければならない時があるのだ。
ブリー・ラーソンにラミ・マレック、ステファニー・ベアトリス、好きな俳優さんいっぱい出てて嬉しい。
軽率

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