パッケージの淡いきれいなものから想像していなかった重いテーマを扱っている本作。
人は誰しも心に傷を負っているいるだろう。
でもその傷の深さや形は人によって違って、同じ傷を負ってる者同士じゃないと、理解し合えないし、それがどれだけ辛いかというのもわからないだろうなぁと思う。
自分は人とは違うということで、自ら一線を引いて距離をとってしまったり、
それでも、人と人とが一緒にいることで、救われることもある。
なんて、そんな簡単な言葉では収まらない良い映画でした。
ラップとタコのくだりは目頭あつくなりますね……
普通に自分の想いを言葉にするよりも爆発してましたね………
未成年の居場所を作って生活を守ってあげる保護施設に働くスタッフたちと、その子供たちとの関わりを描いていて、個人的にオープニングとラストシーンが好きです。
あとムカつく犬の風船バインバインさせてるシーン。
重いテーマなのに、見終わると何故だかほっこりするけど、確かに心にショートタームの子供たちがいる。
いい映画を観たと思わせてくれる良作でした。
