Kurumi

キル・ユア・ダーリンのKurumiのレビュー・感想・評価

キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)
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間違いなく、何の迷いもなく、私はルシアンに全てを捧げるだろう。こんなに魅力的な人いるのかしら。敵うわけないんだ。美しすぎる。
ブラームス聴きながら”finally”と微笑んだその瞬間から虜だった。文学や芸術にのめり込んでタイプライターを打ち続け、ジャズと煙に囲まれる様が羨ましくもあった。
ビートジェネレーションへの憧れと興味は深まるばかり。私が学生時代に命をかけたものといえば、当時の恋人だけだった。悲しいのか、それとも素晴らしいのか。

もっと文学や芸術、哲学、思想に、入り込んでしまいたかったな。詩人よ、どうか今日も謳っていてくれ。作家は書き続けていてほしい。

私にとってはヒーローのような彼らが文字や絵を糧に戦う姿が何よりも己を奮い立たせ、声を上げる勇気になるのだと信じている。銃やナイフではなくて、ペンや声で平和的解決を目指せる日がくればいい。

学部柄もあって、所謂ダークアカデミアが非常に好きなのでドツボなんだけれど、ルシアンにデハーンをキャスティングしたの大正解すぎて感涙。ドタイプ極まりなくて病む。学問の素晴らしさよ、、、!大学時代図書館に篭っていた日々を思い出し、また泣きそうになる私。もっとアカデミックに生きたいわ。(願わくば隣にルシアンがいて欲しい)(ルシアンのためにペーパー書きたい)

メモ
“Some things, once you’ve loved them, become yours forever. And if you try to let them go, they only circle back and return to you. They become part of who you are…or they destroy you.”

-Allen Ginsberg, Kill Your Darlings
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