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ゼロの未来のrhのネタバレレビュー・内容・結末

ゼロの未来(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

純真で生きるのが下手な世間に馴染めない不適合者が何とか真面目に「一人だけど、孤独じゃない」感じで自分を殺しながら、来るはずのない電話を支えに頑張ってきたけど そんな電話は来るはずもないし、世界が無でしかない と認めて、自我を取り戻し一人称が全体として生きる「我々」→「私」に変わった頃にいよいよ耐えきれなくなって結局全てを放り出し自我の宇宙に身を投げる話だと思った
すごいキッチュでバキバキな未来像で分かりやすくコメディな皮肉を飛ばしているから絵面は躁な感じで明るいんだけど、(愛や友情で救われそうになる場面はあれど結局何にも変わらず→ゼロ?)かなり虚しい

不条理に対して大変だけど何とか頑張りましょうと勇気づける感じでは無くて、諦め系のラストだと解釈したので、結局自我を認めたら僧になるしかないの!?と思った
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