映画館で観ようと思いつつ見逃してたヤツ。前からアマプラに入っていたのは知っていたが、ようやく鑑賞。
盲人が施術するマッサージ店の群像劇。目が見える人に向けた、目が見えない人達の映画で、その人達の感じ方を目に見える形で表現するという、考えてみるとなかなか難しい表現だ。
盲人の俳優も使ってたらしい。えらい演技上手いと思ったら本当に盲人だったとは。
さすがに撮影は大変だったみたいだけど。
この映画では見える人と見えない人は、はっきりと違う世界に生きていること、しかし同じ人間だということが、生きることの絶望と希望を通して生々しく描かれている。
悪い意味でなくモヤモヤしたものが残る映画だったが、音楽のヨハン・ヨハンソンは素晴らしかったし、
「君は豚の角煮よりきれいだ」
「人が車とぶつかったら交通事故だが、人とぶつかったら恋」
等、なかなか含蓄が深い台詞が並んでいて良かった。
しかし恋は盲目って日本の言葉だと思ってたけど、中国起源なのかな。
