和泉屋

6才のボクが、大人になるまで。の和泉屋のレビュー・感想・評価

3.2
めっちゃ泣けるやつかと勝手に思っていたらそう言うのではなかった。邦題がなんとなく嫌で見てなかったけど、英題boyhood だったんだ。

最後のお母さんの言葉が印象的。
お母さんがなんかちょっとこう、依存的というか、危うさのようなものを感じた。
途中のお金の整理してるシーン?「お母さんはこの家を貧乏にするのを楽しんでるのよ」とか「哀れなお母さんのためにお皿を洗っていってちょうだい」みたいになり始めたところ、見ててなんか疲れた。

お父さんが子育てのいいところをすっと持ってってたような気がしてなんかモヤつきはした。
なんかコンドームの話とかして「いい感じの距離にいる気の良い“解ってる”お兄さん」みたいな距離感が、(なぜかわかんないけど私はお母さんの立場から見てしまい)ずるいなぁとも思った。
結局、一貫して子供たちを思って行動したお母さんがなんか損してる感じがちょっと辛い。コンドームさえしとけば、23歳で子供なんてできなければきっとお母さんももっと良いタイミングで、良い相手と家庭を持てたかも?わからんなぁ。

少年が家庭環境に引っ張られすぎずに立派に育って良かった。
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