すくりね

ターザン:REBORNのすくりねのネタバレレビュー・内容・結末

ターザン:REBORN(2016年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ハリー・ポッターシリーズでお馴染みのデヴィッド・イェーツ監督作品。

ターザンって昔から結構映画化されてたんですね。
実は結構っていうレベルではなく、ドラマやアニメを含めると五十作品を超えます。

自分はターザンの実写映画は1作品も鑑賞していませんが、辛うじてディズニーのアニメ映画のターザンは観たことがあったのでその程度の知識しか持たずに鑑賞。

ストーリーとしては、

ベルギー国王レオポルド2世がコンゴ自由国を成立させるも、経営不振で巨大な負債を抱えてしまう。

打開策としてレオン・ロムにコンゴの奥地にあるダイヤモンドの確保を命ずるも、戦闘民族と出くわす。

族長のムボンガはターザンに息子を殺されており、復讐のためにダイヤと引き換えにターザンを引き渡すようロムと取引を行った。

ターザンはウィリアムズと奴隷労働の実態を調査しにコンゴに向かうも、ロムたちにターザンの妻のジェーンがさらわれてしまう。
ジェーン救出に向かうターザンであったが、ムボンガが急襲。
しかしそこでターザンは、ムボンガの息子に自分の母親代わりだったゴリラを殺されていたことを告げる。

といったように、各人の思惑が交錯しており非常に分かりにくいです。

しかも回想シーンが入るといえどもターザンが都会に馴染んで再びジャングルに帰るという話の性質上、過去作を観ていないといまいちターザンの素性が掴めないところもありましたね。

動物のCGやターザン役のアレクサンダー・スカルスガルドの動けそうな引き締まった筋肉の仕上がりは非常に良いです。

そういえばアレクサンダー・スカルスガルドのIMDbでのプロフィール写真が上はタキシードなのに下はパンツ姿でシュール過ぎるので是非とも見ていただきたい。

あとマーゴット・ロビーやサミュエル・L・ジャクソンなど脇を固める俳優も豪華ですね。

しかし、それ以外は特に印象には残りませんでしたね。
ターザンは観ていませんがそんなに目新しい要素もなかったので。

今回は吹き替え版で視聴しました。
ターザンのジョン・クレイトンを桐谷健太が吹き替えしているのですが、ターザンの言葉の拙い感じを表したいのか割と抑揚に乏しい類人猿っぽい演技でしたね。

本当は上手くできるのにあえてそうしているのかはよく分かりませんでしたけども。

割と洋画を日本で上映するときのプロモーションで、ツッコんだら負けっていう商法はあったりして。

「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」のCMで女子サッカーの澤穂希選手が起用されていたことがありました。

まぁ、なでしこJAPANが大きな盛り上がりを見せていた2011年、起用されるのは当然でしょう。

あれ、ところで本編に出演していらっしゃい…まぁこれ以上何も言いませんけど。

あと今作はPrime Videoにて鑑賞したのですが、本編終了後に何故か19分ほどのメイキング映像がおまけでついてました。謎に太っ腹。


●余談
これは私が友人と映画館に「デッドプール」を観に行った時の話です。

その時は人の入りはまばらで、そこそこ席が埋まっている状態でした。

自分の二つ隣の席にはカップルが座っており、「こんなグロくて下劣なシーンが満載の最高な映画、男女で観に来て大丈夫なのか」なんて無駄な心配をしたりしながら席につきました。

そのあと、いつものように映画上映前に流れる予告編を見ていたんですね。

公開当時の2016年は「ターザン:REBORN」の約2週間後にディズニーの実写映画版「ジャングル・ブック」が上映される予定で、立て続けにそれら2本の予告編が流れていました。

その時急に悪寒がして、なんだか嫌だなぁ嫌だなぁと思って隣のカップルの話し声に耳を傾けたんですね。

そうすると男の方が、

「ターザンって『ジャングル・ブック』の続編なんだよ」

と言ったんですよ。

邦画の漫画原作の実写化ですら1ヶ月くらい離して続編やったりするのに、2週間スパンで…?

しかもディズニーとワーナーで配給会社が違うのに…?

勘違いにしては怖すぎる話でしたね。
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