ヤスマサ

ターザン:REBORNのヤスマサのレビュー・感想・評価

ターザン:REBORN(2016年製作の映画)
3.8
植民地時代のコンゴを舞台に、英国貴族になったターザンが、侵略される故郷と巻き込まれた妻ジェーンを取り戻すため、野生の姿を取り戻しながら侵略者たちと戦う話し。

ディズニーアニメで描かれた「ターザン」の後日譚であるが、過去の経緯もフィードバックしてくれているので、前日譚を知らなくても充分楽しめる。
人間世界に戻ったターザンが、再び野生を取り戻す姿は、映画のタイトル「リボーン」の通り。
この映画の中で描かれる内容は、実話を背景にしている。
欧米列強が世界に植民地政策を進める中、コンゴにおけるベルギーの残虐行為は史実だ。
クリストフ・ワルツ演じるレオン・ロム、サミュエル・L・ジャクソン演じるジョージ・ワシントン・ウィリアムズなどは実在の人物である。
単なるヒーローものに納めず、黒歴史的な史実を、デビッド・イェーツ監督のややダークな表現がより重厚感を与え、見応えがある。
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