Skyler

テッド 2のSkylerのネタバレレビュー・内容・結末

テッド 2(2015年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

社会的マイノリティが人権を勝ち取るまでの奮闘を、ブラック過ぎるジョークとともに描いた作品。

結婚しても子供が作れない関係となると、LGBTの事かな?と思ったりして。

仏教思想が人々の根底を流れる日本では比較的寛容な同性愛でも、同じく宗教的観点から、以前ほどではないけど、アメリカ社会ではまだ日本ほどは受け入れられていない気がする。

普通に描くと重くなるテーマを出来るだけ軽く面白く皮肉たっぷりに描いたらこんな作品に仕上がりました、みたいな感じなのかな。

州によっては成人の大麻使用が合法化されているアメリカの薬物使用シーンなんかは日本人には受け入れ難いものがあるよね。

Tedの住むマサチューセッツ州もその中の1つで、12本までの自宅栽培も許されている。

私の住んでいる州も、実は大麻使用は合法で(制約はある)自分の友人、知り合いも使用してるのかもしれないと考えるとかなり怖い。しかも、合法だから、誰も罪の意識は持たずむしろ権利として使っているに違いない。

例えば親が使用すれば子供が使用する可能性はかなり高くなるに違いない。
だから、高校でもその手の事件が無くならないんじゃないかって単純にそう思うんだけど。

マイノリティの人権に加え、大麻合法化も全米に拡散しているのではないかってどなたかの感想、私もちょっと感じてしまった。

これを観て気軽に笑える人は、薬物なんて自分には関係のない世界だから言えるのだろう。
この問題を日々切実に感じる者にとっては全く笑える映画ではない。
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