おさるのじょじへい

愛して飲んで歌ってのおさるのじょじへいのレビュー・感想・評価

愛して飲んで歌って(2014年製作の映画)
3.7
軽妙洒脱とはこういう作品のことを言うのでしょう。
フランス語は理解できないけど、響きがとても流麗かつ軽快で、耳心地?が非常によかったです。登場人物それぞれの特徴が、嫌味っぽいほど濃く描かれていて、笑いを誘いました。

舞台やコミックの手法が映画に混ぜ込められていて、なぜこのような手段を使ったのだろうと不思議に感じましたが、当時御年90歳のレネ監督の年齢を考えれば、恐ろしいほどの探求心ではないかと思います。

どんだけ女たらしな男なのじゃ~、ジョルジュ。
お顔が見たかったけど最後まで見えないというのが、彼のカリスマ性を際立たせたわけですね。