このレビューはネタバレを含みます
災害で家と育ての親である叔父をなくすところからスタート。叔母さんは老グマホームで余生を過ごすからあなたはロンドンへお行き、と突然一人で生きて行くことになるパディントン。意外と重めな出だし。
ロンドンの人々は冷たく寝床さえみつからないパディントンに声をかけ、自宅に上げるメアリー優しい。人間界に不慣れなパディントンは、招かれて早々歯ブラシで耳垢を掃除して、風呂場を破壊。これでもなんだかんだ追い出さないのすごい。
その後クマ界と人間界の違いに戸惑いながらも、だんだんブラウン一家と打ち解けて行くパディントン。そこにやってくる剥製狂い。ボヤの責任を押し付けられ家を出るパディントン。雨の中探検家を探して家を回るシーンが何とも悲しい。近衛兵が帽子からサンドイッチやティーセット出してくるところは面白かった。
パディントンが攫われ剥製にされそうなことを知ったブラウン一家の救出作戦。序〜中盤で提示されていた家族それぞれの特技が活かされる場面があって良かった。マーマレードサンドに反応する鳩も最後に繋がってたし。
最後は剥製狂いを返り討ちにし、ブラウン家の一員として迎えられたパディントン。ラストの雪合戦でパディントンが視聴者に雪玉投げてきたの笑った。
出だしで死別はあるけど、バイオレンスなシーンはほとんど無く、コメディもあって、子供と観るのにちょうどいい映画。