壁の中の秘事の作品情報・感想・評価

壁の中の秘事1965年製作の映画)

AFFAIRS IN THE WALL

製作国:

上映時間:74分

ジャンル:

3.6

『壁の中の秘事』に投稿された感想・評価

brian

brianの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

団地という名の平和な空間が次第に閉鎖的で歪な空間へと変化していく様が鋭く描かれている。
共産主義も平和運動も空しく聞こえる今日この頃。
いったい人間と社会の行く末はどうなるのだろうか。

脚本を書い…

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原爆後遺症で活動家で部屋にはスターリンの肖像…
あまりに戯画的じゃないかと思ったが、時代を考えるとありえるか。
当時、どれぐらいのリアリティを持って受け入れられたんだろう。
深緑

深緑の感想・評価

3.5

何故人は一人でいられないのか?
何故人は何もしないでいられないのか?
そして、何故人は時間を持て余した際にエロに走るのか? ・・・といった根源的な問いに溢れた作品だったように思う。

メインのピーピ…

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ほとんど室内撮影なのに、画が持つのすごい
ぬっこ

ぬっこの感想・評価

5.0
覗きがそそられた
mare

mareの感想・評価

3.5

壁の中に蓄積されたフラストレーションは団地の中で幽閉されて行き場を失い、いつ爆発するかもわからない危険な状況を作り出す。誰もが情緒不安定、どうにもならないというのに真っ新な環境の変化を望んでいる。渇…

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団地の中、部屋は壁に囲まれていて、この壁がいつ崩れ落ちてくるのかが分からず不安なのだと口にする女性。かつては社会活動家だったという。有閑夫人の自殺、スターリンの肖像。陰惨な殺人も、新聞の小さな領域を…

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若松孝二には珍しく群像劇で脚本も緻密である。
どストライク
同じく団地モノの『テロルの季節』観れば良かった

自分の過去作を知ってる人は理解できると思う

デカローグ
閉塞的団地の中の人妻と原爆症の男の情事。それを望遠鏡で覗く高校生。百倍下手な新藤兼人の映画みたい。日本初の団地映画。
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