motoyAlive

複製された男のmotoyAliveのネタバレレビュー・内容・結末

複製された男(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分と瓜二つな男の正体を探るサスペンスミステリー。

《あらすじ》
大学で教師をしているアダム(ジェイク・ギレンホール)は同僚から薦められた映画を見たところ自分と瓜二つの俳優が端役として出演していることに気づく。その後、出演している俳優アンソニー(ジェイク・ギレンホール)の居所を探し出し、どうしても会いたいアダムは連絡を取り対面することになるが…。

《感想》
ジェイクが一人二役という難しい役どころをアダムの時にはどんよりした雰囲気漂う哀愁溢れる気弱な優男を、アンソニーの時にはアダムとは真逆の強気な性格を上手く切り替えられていて素晴らしかった。特にアダムの時の方がジェイクにはよりハマっていた。

様々な解釈が可能な難解なストーリー。二重人格?妄想?ドッペルゲンガー?それともタイトル通りの複製された男?あら方これかなっていうところまでは辿り着けるが、はっきりと結末は語られない。どの可能性も残しつつ終わるので、観念的でモヤっとする終わり方が嫌いな人には合わないかもしれない。

「指輪」「蜘蛛」「独裁」「支配」「ブルーベリー」「鍵」「6ヶ月」「息子はひとり」
いくつかのキーとなる言葉やセリフを意識しながら見直すと結構スッキリできて、面白かった。解説サイトは必須。
motoyAlive

motoyAlive