「カオスとは未解読の秩序である。」
信奉するドゥニ・ヴィルヌーヴの監督作品。長らく見たかったけどなかなかタイミングが合わずついに見れた。
トロントの大学で歴史を教えるアダムは、ある日同僚に勧められた映画に出演する自分に瓜二つの俳優を偶然発見したことから、取り憑かれたかのように彼について調べ始める。そして事態は思いもよらぬ展開に。
素晴らしかった。純粋に面白かったし、ドゥニの画作りがこの世の至高だと思っている自分にとっては非の打ち所がない傑作だと感じた。
オチが中々に衝撃的で消化するのに時間がかかるだろうし、人によっては一体何が起こったのかまるでさっぱり分からないかもしれないけど、自分はそれで良いように感じる。この作品に説明を求めていたらキリがなさすぎる。それゆえに納得できるオチだし、考察のしがいもある。
メラニー・ロランとサラ・ガドンが美しかった。
またしてもバイブルが増えてしまった。後悔は無い。