TaroYamada

複製された男のTaroYamadaのレビュー・感想・評価

複製された男(2013年製作の映画)
2.5
不条理劇?微妙な感じ…

始めからずっと居心地の悪い画調で作品は進行する、見ていて不愉快と言うか、座りの悪い、バランスの良くない画調

意味有り気な、そうで無さそうなシーン、カットが劇中ポツポツと
登場人物の台詞にもフックが仕掛けてある

しかしながら主人公の行動心理が私には納得出来なかったので、なかなか作品に没頭出来ず

別にこれはミステリーでは無い
少なくとも謎解きの類ではなく、綺麗な正解が出て来るものでは無い

投げっぱなしになっている事柄がいくつもあるので、映画にストーリーを求めたりする方には決してお勧めしない

特にラスト30分位は明快な終わり方を期待する方にとっては「なんやねん!なんでやねん!」とツッコミを入れたくなる事請け合い

エンドロールは60〜70年代プログラムピクチャーの様なフォント、音楽、画調

言葉悪く言えば、この手の作品を撮りたい!と言うより、スタイルから入ったんじゃないか?と言う印象