黒澤清監督の作品と似てるなぁ…って思いながら鑑賞。
黒澤監督も潜在意識をテーマにすることが多いし。
原題は『ENEMY』。『複製された男』ってタイトルはミスリーディングさせるだけな気が…。
ミスリーディングさせてラストのどんでん返しで!っていう映画ではないから、宣伝は本来作品が持つ魅力を損なうことになるような過剰な演出はやめた方がいいと思うのだけど。
(私の周りの何人かも、予告にダマされた言って映画もダメだったっていう意見が多いし。)
『プリズナーズ』に続き、ジェイク・ギレンホールと組んだドゥニ監督。マンションの上からのショットが印象的、撮影監督はニコラ・ボルデュク。
普通に面白かった。
ネタバレだけど、蜘蛛はユング心理学で、"陰湿な女性"の象徴なんだよ。
ブルーベリーはわかんない。あれはただの謎解きへの紐解きと思いたい。