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闇のあとの光のtheocatsのレビュー・感想・評価

闇のあとの光(2012年製作の映画)
4.5
二度目視聴で前回より理解は進行。しかし、時間軸をかなり錯綜させている場面をすべてきれいに一本化することは今回も出来ず、果たして全てが論理的に結びつくのかどうかさえ分からなかった。
とはいえ本作品の映像芸術性は紛れないものと強く確信できたのはポジ点。
「謎は謎のままに」時間をおいて3度目4度目の視聴をしてみたいと思わせる実に魅力的な作品なのは間違いない。

思い上がり気取ったアーティストのコンセプチュアルアートとかのたまう映像作品ほど腹が立つ物はないが、本作品はある種の先進的コンセプチャル性を取り入れながら、監督の独り善がりではない、一般視聴者にも耐えうる、かなり高度な映像編集と演出の気配りが感じられた。
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