牛や馬の群れる田舎の風景、夜の部屋に訪れる真っ赤なミノタウロス、アル中患者の会、親戚一同が参加する会食、サウナでの乱交、少年ラグビーの試合、そして、セルフ首チョンパ。
こんな映像の羅列から何を感じろと?
ミノタウロスの正体は?なぜサウナの場面だけフランス語で、ラグビーの場面は英語なのか?あの端っこがボケた画面の意図は?何が言いたい?
といった疑問を色々抱いたところで、映像がテレンス・マリック的な「綺麗な映像」でしかないし、愉しめるわけでもない。
中南米の映画だからといって、これを「マジックリアリズム」で片付けて良いのか?