ラグナロクの足音

闇のあとの光のラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

闇のあとの光(2012年製作の映画)
3.3
ピカソも描いたギリシア神話の牛頭男(ミノタウルス)が工具箱もって赤く光っているwwテレンスマリック的なタカビーなポエティック映画でしたな、映像もアスペクト比4:3で万華鏡的なエフェクトがかかている。舞台はメキシコのとある村。フアンは愛らしいふたりの子どもと美しい妻ナタリアと何不自由ない恵まれた日々を送っていた。ところがある夜、赤く発光する"それ"が彼の家を訪問したときから、なにげない平和な日常が歪みはじめる。小屋で行われる依存症の集会、寄宿学校でのラグビーの練習風景、サウナに集まり乱交する上流階級の人々、光降り注ぐ浜辺にたたずむ成長したふたりの子供、などなどそれぞれのシークエンスがばらばらに構成されているためストーリーはない。監督の潜在意識を直感で映像化したような謎が尾を引く話だなあ。
ラグナロクの足音

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